簡単にですが2022年のファッション業界的総括と個人的総括を残しておきます。

2022年のファッション業界

まず業界的には、2020年から丸3年間で“変革”を余儀なくされました。とはいっても、これはコロナ禍が始まる前から「ファッション業界は変わらないとね」と薄々分かっていたのにできていなかったことをやっただけ。という印象しかありませんでした。

いつもいつも思うのですが、ファッション業界は「流行」に敏感な業界であるはずなのに、全く持って社会的な潮流に乗れていない。良くも悪くもアナログが支配している業界でした。
もっとデジタルに頼れることは頼りましょうよ。というと、頼らなくていいところをデジタルに頼ろうとする。もしかすると、この辺りが「流行」に敏感たる所以かもしれませんね(笑)。
これもよく言ってることですが「デジタルは魔法」ではありません。個人的にはただの「紙とペン」くらいの役割でしかありません。なので、しかるべきところで頼りましょう。

で、「変わらないと…」というトコロから始まり、2022年はその変革できたか否かが結果として見えた1年だったように思います。取材では基本的に「変えることができた」「新しい挑戦をしている」という企業やブランド、ショップなどに注目していこうと心がけてきたのもあって、いつも楽しい取材をすることができました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございます。

これまでの日本社会は何十年と「変わること」「挑戦すること」に尻込みをしていました。ですが、この丸3年で「変わること」「挑戦すること」を余儀なくされたわけですが、皆さんは「変わること」「挑戦すること」に少しは慣れましたか?

今後について

では、今後のことですが社会や人間にとってこれからも「進化」は必須です。その為の「変わること」「挑戦すること」なのですから…。

毎年大晦日にフジテレビで放送している「大みそか列島縦断LIVE景気満開テレビ – フジテレビ (fujitv.co.jp)」を観ていたところ、創業187年の和紙店「古川紙工」が取り上げられていました。文具女子ブームも背中を押しているとは思いますが、187年の歴史を持っても「進化と継承」を企業理念に掲げて、紙に新しい価値を与えているのをみて「素晴らしいな」と思いました。

ということで、私個人としても2023年は新しいことをはじめます。ご協力いただきたいと思っている周囲の方々にはすでにお話しさせてもらっていますが、どんなことを始めるかは時が来たら発表します。

では、2023年もよろしくお願いします。

この記事を書いた人

苫米地香織

日本で一番アパレル販売員を取材しているファッションジャーナリスト
販売員として働きだすが1年で挫折し、アパレル企画会社に転職。独立後は衣装制作、グラフィックデザイナー、ライターとして活動し、現在はファッション業界誌を中心に執筆。これまで取材してきたアパレル販売員は2000人を超える。