ブランドについて考えてみる

以前、書いたこちらの記事…

この同じラジオの中で、パーソナリティーのやしろさんがもう一つ興味深い事を仰ってまして…
それは『ブランド物』に関することで、下記の様に考えていらっしゃるとのこと

「ブランドを買うことの原点って、良いものやコレはずっと使い続けたいと思うのもを修理しながら使い、子供へ受け継いでいう事なんじゃないかなって思うのよ」

確かにルイ・ヴィトンをはじめ、海外のトップメゾンにはそうやって使い続けていく印象がありますね。
ま、周囲にブランドもの持つような人がいないので、私は何も受け継げてないけど(家族・親類の皆さん嫌味じゃないわよ)、古着屋とかでヴィンテージのバッグとか見ると欲しくなるのよね。
古臭さが味になっている感じがとても素敵で。

それに宝石にしても、デザインが古くなっても石を再利用して別のデザインにして受け継いでいくという流れもあるでしょう。
また、日本で言えば着物ですね。
よく「〇〇ちゃんに着てほしくて…」なんて言いながら、受け継いでもらうなんて話を見聞きします。

さて、そう考えると今の『ブランド物』ってどうなんでしょう?
考えてみると、80年代以降のブランドでそうやって受け継いで着るブランドって、全くないとは思わないけど
ほぼ思い浮かばない…
そもそも「受け継いでもらえるか?」ということもあるので。
それに今は流行だとか、好みとかがあるから、結局は一人で着倒してっていうのが普通かもしれないですね。
要は『ブランド物=高級品ではない』という事。

ちなみに意味を調べてみたら…
燃えさし、燃え木、(商品・家畜などに押す)焼き印、商標、ブランド、品質、銘柄、(特別な)種類、(昔罪人に押した)焼き印、烙印(らくいん)
ですって。
あら「品質」という意味もあるんですね。
そうなると、やっぱり高級品であるべき?なんて思ってしまいますが…(笑)

あと、ブランドの意味合いは時代によって変わってきていると思います。
70年代までは高級品の象徴。受け継ぎながら永く使い続けるもの。
それが80年代になると「それを持つのがステータス」に変化。
そして今は、ブランドは共感するもの。
「あなたもこのブランドが好きなのね」から何かが始まるきっかけや、同じ考え方を持つものを繋げる共通項とか。
物質そのものだけでなく、それを取り巻くストーリーに意味が持たれている感じがします。

という事は…
ブランドは単なる高級品から、共通感覚の様なものになったという事。
だから「ブランディングが重要」ってことになるわけか!
高級だから良いもの、ブランド物ということではなく、そうなった理由だったり、そうなることにどんな価値があるのかが見いだせないとブランド物とは言えないのかも…

この記事を書いた人

苫米地香織

苫米地香織

服が作れて、グラフィックデザインができて、写真が撮れるファッションビジネスライター
日本で一番アパレル販売員を取材している人