嘘がバレやすい時代になってきた。

この土日に盛り上がっていましたこの話題。

益若つばさがデザイン酷似と指摘受け和解もまた批判
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1752644.html

益若つばさ、ロゴデザイン盗作騒動の経緯説明し謝罪
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1753479.html

今、ロゴ以外にもコートや雑貨など、「コレもパクりじゃね」という感じで次々と検挙されているようですが…。

今回の経緯をご本人は

益若は「そのモチーフがまさか自分のブランドのアイテムで使われているなんて疑いもしなかったし、そんなことするチームではないと思っていたから本当に気付けなかったです。。言われて私もそれを知った瞬間に、本当に申し訳ない気持ちと悲しい気持ち、信頼していた会社に裏切られた気持ちでいっぱいでした」と不信感を募らせるとともに、「許してもらえないような内容だとは思いますが、改めて、ディレクター代表として、個人としても本当に申し訳ないです。ごめんなさい」と謝罪。今回、盗作ロゴが使われたのはサンプルだったため利益を得てはいないことを強調した上で、「ただ、サンプルだろうが違うブランドのモチーフがそのまま入っていたことは相手方にも、私的にもショックが大きく、なんでそんな初歩的なやってはいけないことをしたの?と悲しい気持ちと怒りと、なんで気づけなかったんだと悔やむ気持ちでいっぱいです」と反省した。

と反省している様子。
(Twではインスタの写真を見て「反省していないじゃん」と指摘している方もいますが…)


photo credit: efradera Urban Fantasy via photopin (license)

タレント、芸能人がやっているブランドは「ディレクター」と言っても、ご本人は雑誌やコレクションフォトを見て「こんなのが良い!」と言い、それに対しメーカー内の企画チームがデザインからサンプルまで作り、ご本人が出来上がったサンプルに対し、あーでもない、こーでもないと口を出すという流れで作られているのがほとんどと言っていいでしょう。

恐らく、この件もロゴを企画会議で見せ「似た感じで」とオーダーをしていると思われます。
ただ、この二人が友人関係であることを知ってか知らずか、また企画チームの発想力が乏しかったのか「文字だけ変えればいいかぁ」と軽い気持ちで仕事したことが問題だったと予測します。

ただ、こういったものづくりの仕方は結構どこのメーカーでもやっていることで(でも、ちゃんとデザインしているブランドもありますよ!)、コレクションフォトを見て「ここのデザインをこんな感じで変えみる?」と言った感じで企画チームで話し合い、モノを作るくらいなら良くあること。酷い方法だと海外でサンプルを買って、そのまま作る。というコトをしているところも存在しています。

トレンドがあるから、出来上がったものが似てくるのは理解します。
現状、様々な理由からゼロからのものづくりが難しいのも理解します。
だけど、本当にコレでいいのでしょうかねぇ?

今回のパクリ問題が発覚したきっかけはTwitterでSuGファンがメンバーに報告して発覚したものでした。
これ以外にもこの数年はネット上で大手メーカーに対し、小さいブランドやデザイナーさんたちが声を上げ、ブログを通じ「模倣品だ」と発信することで多くの人を味方に付け、当事者同士が和解する流れをいくつか目にしました。
また、ファッションに限らず、音楽でも、イラストでも、Tweet自体も、パクリは「発見したら通報する」という流れがネット上では完成してきているなと感じます。

ネットがここまで発達するまではパクリも見つけにくかったでしょうけど、今はパクリが見つけやすい時代になってきているということです。
要は簡単に嘘は付けない時代になってきているってこと。
この流れで正直にものづくりしている人が生きやすい時代になってくれたらいいなと思います。

この件に関してはこちらの書籍をお勧めします。

この記事を書いた人

苫米地香織

苫米地香織

服が作れて、グラフィックデザインができて、写真が撮れるファッションビジネスライター
日本で一番アパレル販売員を取材している人