最近、このインタビューで登場するあほっぷスタッフさんはほとんど90年代生まれ。
回想するとこの世代は子供の頃にナルミヤを着ることがステータス、夢や目標のような世代で、その後にマルキューブーム後期へと流れていくんですよね。

マルキューブーム後期というのは、私が勝手に定義づけしてるのですが、ある程度カリスマ店員がどの店舗にも存在するようになり、地方から出てきて渋谷の109で働くくために燃えているショップスタッフさんたちがいた頃。
私もその頃はよく取材をさせていただきました。エスペランサも何度か取材をしたことがあります。

久しぶりの取材で見たエスペランサは、当時の面影も残しつつ、幅広い世代に履いてもらえるようなデザインの商品も増えていました。
そして今回、インタビューした高山さんはまさに90年代生まれで、カリスマ店員に憧れた世代です。
途中でその頃の話になり、ナルミヤからココルルという流れを思い出しました。
改めて、憧れや好きの力を思い出させてくれる話を聞かせていただきました。

この記事を書いた人

苫米地香織

日本で一番アパレル販売員を取材しているファッションジャーナリスト
販売員として働きだすが1年で挫折し、アパレル企画会社に転職。独立後は衣装制作、グラフィックデザイナー、ライターとして活動し、現在はファッション業界誌を中心に執筆。これまで取材してきたアパレル販売員は2000人を超える。