お客さまと商品の架け橋をつくる

みなさんは洋服をどこで買っていますか?
お店で買っています?
ほとんどネットを買ってる感じですか?

私はもっぱら店頭買い派です!

店頭?ネット?多様化する洋服の買い方

何故、店頭で買うのかっていうと、基本的にネット通販の画像は信用できないから(笑)
当たり前のことですが、オンラインストアの画像は売れるように撮影しています。
しかも、モデルが着用した画像の場合は、私たち消費者と体型バランスが似ているわけではないので
自分が着たら差が出るのは歴然です。
他にも素材感は画面上だけではつかみ切れないかぁ…なと。
やっぱり、実物を手に取り、試着してみるのが一番失敗しない買い方だと思うのです。

とは言え、昨今はネットでお買い物する方が増えているのも事実。
理由は様々ですが、多くの方は「店員さんに話しかけられたくない」という理由なのではないかと…

以前『ファッション販売2017年5月号』の特集で、OLさん200人アンケートが掲載されていました。
「ネット通販は販売員による対人ストレスがなく、マイペースで利用できる」という質問に対し、
約8割の方が「そう思う」「時々そう思う」と回答していました。

となると「販売員は何のために存在するのだろう?」と思うのです。
お客さまが欲しい色・サイズを品出しするだけの要員?
商品やレジの売上金を管理をするためにいるのでしょうか?

販売員が懸け橋になる

この数年でオンラインストアには色・柄・サイズはもちろん、
お買い上げした方のレビューや店頭在庫まで、様々な情報が確認できるようになりました。
取材で販売員に伺うと、やはりオンラインストアである程度の商品情報を確認し、来店する方が増えているそうです。
最近、電車の中でスマホを見ている人の画面をのぞき見すると、結構な割合でどこかのオンラインストアを見てます。

さらにはInstagramなどで欲しいアイテムを検索すれば、それを購入した方の着用と感想、スタイリングもチェックできたりして、これだけネットで購入の決め手となる情報が集められるとするならば、販売員は何の為にいればいいのでしょう。

さぁ、こんな時代において、販売員は何ができると思いますか?

よく販売員はお客さまと商品との“架け橋をつくる人”だと表現する方がいます。
事実、ネットに情報がこれだけ溢れ、いつでも買い物ができるというのに
ショップにはお客さまが来店します。
ネットでは見つからなかった何かを探しに来ていたり、私のように実物を見なくては買えないというお客さまに対し、販売員として何ができるでしょう。
そう考えると、販売員はお客さまと商品に架け橋を渡すことができる人と言っていいでしょう。

では、その橋ってどんな橋ならいいと思いますか?
丸太を切って渡しただけの橋?
せめて渡りやすくなるように加工してみますか?
それとも、時間は掛かるけど鉄骨やコンクリートで強固な橋を作った方が安心かしら?

橋の材料が「専門的な知識」や「接客」とするならば、どんな橋でも架けることはできますが、最後に上げた強固な橋をお客さまと商品に渡せたら、信頼にもつながりそうですね。

この記事を書いた人

苫米地香織

苫米地香織

服が作れて、グラフィックデザインができて、写真が撮れるファッションビジネスライター
日本で一番アパレル販売員を取材している人