Minimalist Workspace. TK43 Hildesheim, 2010
Minimalist Workspace. TK43 Hildesheim, 2010 / AbhijeetRane

あの大地震から丸4年が経過しました。速いものです。
私は自宅で必死になって原稿を書いていたので、帰宅難民にもならず
そのまま原稿を書きつつ、テレビやTwitterなど、ネットを随時見ていました。
そういや、サーバールームに閉じ込められた!なんてデマTweet流していた奴も
いましたねぇ…

5年目を迎えた今の私はと言うと「いらないモノはないかぁ~」と吟味したり
ベストの服の数はどれくらいだろう…と考えてみたり。
ちなみに先日ざっとすべての持ち物を数えたところ、軽~く500以上ありますね。
本とCDがそれぞれ100以上ですから。
これでも、前回、前々回の引越しで減らしてきたつもりなんですけどねぇ。

そもそも、持ち物を捨てようと思ったきっかけは、ゆるりまいさんブログ「なんにもないぶろぐ」を拝見したことです。
仙台在住の方で大震災で『物が凶器になる』という経験をされ、今では「捨てのK点越え」をされるくらい
ミニマムな暮らしを実践されている方。
その経緯は↓の本にも詳しく載っています。

そう言えば、私の実家も似たような状況だったんじゃないのかな?
私の記憶違いじゃなければ、実家は中ものが散乱して玄関が開かないと言うことで
とりあえず車で過ごしてると言っていました。
実家に帰省したときに今まで使っていた茶碗が違うものが出てきて
「地震のとき割れちゃった」とか言っていたなぁ…

自分自身が経験したわけではないけど、こういう話は教訓になります。
津波のシーンを見ていても、大切な物も一瞬でゴミに化すと思うと
把握しきれないほどの物に囲まれる生活ってどうなの?と感じたのです。

それに引越しのたびにモノを減らしていても「何でこんなにものが多い。頭で把握していたのと違う!」
なんて思いながら、荷造りしていましたね。

年を重ねると持ち物が増えていくと言われるけど
年を重ねると持ち物が洗練されていく方がステキじゃありません?
というわけで、今日も今日とて“捨て”に励みます。
自分の目指すライフスタイルを実現するために(笑)

この記事を書いた人

苫米地香織

日本で一番アパレル販売員を取材しているファッションジャーナリスト
販売員として働きだすが1年で挫折し、アパレル企画会社に転職。独立後は衣装制作、グラフィックデザイナー、ライターとして活動し、現在はファッション業界誌を中心に執筆。これまで取材してきたアパレル販売員は2000人を超える。