もはや大手はセレクトショップではなくなった
と言われるようになって数年…という感じでしょうか(笑)
改めて、私が客として求めているセレクトショップって、最近の言葉でで表現すると「キュレーションショップ」って考えております。

こんなにも店や服が溢れかえって、仕事もあるし、趣味の時間もあるし、何だかんだでゆっくり服選びしている時間って日中帯ではほぼないいんですよ。
だから、とにかく夜に検索!検索!
で、画像検索であらかじめ気になる服をチェックして、店の在庫を調べて、実物をチェック。
駄目なら辞めれば良いし、悩んでサイトから買ってもいいし、こうやって短時間で効率的に買い物してます。
っていうか、こういう風にしている方って多いと思うのですが、いかがでしょう?

ってなると、セレクトショップの存在意義って何でしょう?
ある意味、ネットの海がセレクトショップ状態じゃありませんか?

とはいえ、ネットで検索するにも限界がある。
検索しても見つけられないものがあるわけで、そこで求められているのが「キュレーター」の存在です。

元々は博物館や美術館、図書館に在籍するその道の専門的知識をもつ管理者とか学芸員って意味ですが「キュレーター」って、服も同じで例えば「こういうテイストが得意」って方が集めた服の店があって、そのテイストが好きだったらその店があるだけで充分じゃありません?
定期的にその店に行けば、テイストは基本同じだから前に買ったものと合わせやすいでしょう。
アレと合うかな??なんて悩むこともほぼない。

そう言えば、ある販売員さんに「おしゃれになるために販売員さんを味方に付けるにはどうしたらいい?」と聞いたら
「自分と似た体型で、好みの服を着ている販売員さんを見つけるといい」って教えていただきました。

納得!
とはういえ未だ、そう言った方にはお会いできてませんが(苦笑)
テイストは良くても、身長がねぇ…っていうのは置いておいて。
40も過ぎたので、早くそういうショップに巡り合いたいところです。

つらつらとセレクトショップに求めることを書きましたが、これって何度も言葉を書いて色んな所に書いたり、お話したりしていることです。
先々月にお邪魔した三島のセレクトショップ「ISHIKAWA-LABO」さんでもお話ししてて、共感してただけて嬉しかったのですが、こういう店って、軌道に乗せ、運営し続けるのするって難しいんですよね。
ま、それはどんな業種でも同じか(苦笑)

 

で!勝手に宣伝ですが(笑)
その「ISHIKAWA-LABO」の石川オーナー、自分たちが6年間で売上を約3倍に伸ばした経験やノウハウを他の悩んでいるセレクトショップさんにも伝えて、セレクト業界全体を盛り上げようと頑張っておられてまして、いつもは三島のお店でセミナーを開いているのですが、今回は東京で開催されるというご連絡を頂きました。
ショップオーナーさんはもちろんおススメですが、メーカーの営業さんとか販売員さんにも役立つと思うんですよね。
しかも、破格!
私的にはもう少し料金上げてもいいんじゃない?ってセコイこと考えてしまいましたが、ご興味ある方は下記のリンク先をチェックしてみてくださいな。

https://peraichi.com/landing_pages/view/select-keieijuku

この記事を書いた人

苫米地香織

日本で一番アパレル販売員を取材しているファッションジャーナリスト
販売員として働きだすが1年で挫折し、アパレル企画会社に転職。独立後は衣装制作、グラフィックデザイナー、ライターとして活動し、現在はファッション業界誌を中心に執筆。これまで取材してきたアパレル販売員は2000人を超える。