今年の春にに行ってきたセミナーでのこと。
その業界に対しての愛の対象がハードにあるか、ソフトにあるか
という問いかけが出てきて、それ以来ずっとこのことを考えてる。
要は興味の矛先ともいえるだろう。
例えば建築業界であると…
ハードが好きな人は建築物そのものが愛の対象になり、見学し、評論し、語り合うことが楽しい。
一方、ソフトが好きな人は愛の対象は建築物を使う人たちになる。
要はその家を使う人(施主やその家族)や公共施設を利用する人たちなどが、快適でいられるか、楽しんでいるかなど、利用者にフォーカスをしたいという事だ。
ファッションに置き換えるとするならば…
ハードはブランドや生み出されたデザインが愛の対象となり、ソフトは服を着る人、服を作る人が対象となるだろう。

先日、ある合同展示会の会場内を歩いていてふっと気付いた。というか実感した。
「あぁ、自分はソフトに興味がある人間だわ」と。
各ブースで商品を見ていて個人的に興味が沸くものもあるが、それ以上に「これが世の中に登場した時、人は喜ぶか、楽しんでくれるか」という視点で商品を見ている自分がいるように感じた。
この考え方、職業を選ぶ時に役立つのではないかと思う。
ハードが好きならば物を作る方へ、ソフトが好きならば接客など、人と関わることをやってみる。
本当にそれがあっているとは限らないが、1つの指針にはなるのではないかと。
すでに仕事をしている人であっても、興味の矛先が分かることでその仕事で自分の伸ばせる部分が見えてくるとも思う。
あなたはソフトが好きですか?ハードが好きですか?