クリエイティブなものづくりをするブランド

先日、すんごい久しぶりにk3の展示会に行ってきました。
いつもちょっと捻りが効いたカッコいいブランドをご紹介してくれるk3ですが、この春から新しい試みとして『Sustainable k3』をローンチし、今回はそこから3つのブランドを展示していました。

Swedish Stockings(スウェーディッシュ ストッキング)

Sustainable k3の第1弾ブランドとして、5月から先行して展開しているのが
スウェーデン発のサスティナブルレッグウェアブランド の「Swedish Stockings」
世界で唯一のリサイクルストッキング&レッグウェアを作るブランドです。

ストッキングやタイツの主な原料は石油由来のナイロン。
何度か身につけると段々劣化し、ひどいときは一発で伝線!という事態になり、履き替えてゴミ箱にポイっ。
となる消耗品です。
創業者のLinn Frisingerさんによると、ストッキングは世界的に見ても莫大な消耗品だそうで、低価格だからこそ、どんどん消費され埋め立てゴミになる。
また、生産過程や長持ちしない作りなどに疑問を感じたLinnさんが、2014年に 「Swedish Stockings」 を立ち上げたのです。

ちなみに私の親もプラスチックゴミをプラスチックへ再生する事業をしておりまして、とても共感と興味深いお話しだと感じました。
特に「新たに石油から製品を作る必要性があるのか?」という点には共感。
石油から精製した方が技術も確立され、コストも低いことは理解してます。
でも、果たしてそれでいいのか?といつも思うのです…これでいいのか?って

話を元に戻しまして…
実際にタイツですが触らせていただいたのですが、商品は市場に出回っているストッキングと全く遜色なく、むしろこちらの方が滑らかな感じ。

価格はちょっとお高めの3000円台。
ヨーロッパの高級なインポートストッキングと同じくらいの価格帯。ってところでしょうか。
ソックスは1800円~なので、ストッキングよりも手は出しやすい感じです。
とはいえ結構、丈夫そうなので、2,3度履いてポイっとしないようにワンシーズン履き潰すアイテムだと思ってみてはいかがでしょうか?

気になった方はk3に Linn Frisingerさん のインタビューが掲載されていたのでこちらを

Swedish Stockings interview

NODO(ノード)

2つ目のブランドはリサイクル糸100%使用したニットシューズブランド「NODO」

デザインはロンドンで、開発は韓国、リサイクル糸の原料の90%は日本のペットボトルなんですって。
日本はどこでもペットボトルのドリンクが買えるペットボトル大国だから、それをゴミにするのではなく、新しいモノに変えてくれる方が良いかなと。

ニットシューズは 革靴の製造工程のように革を切った端材が出ないのという点で、サスティナブルであるといわれてるアイテムの一つ。
デザインも凝っているものが多いので、意図せずサスティナブルなことに協力できそうなアイテムとしてトレンドになるんじゃないかな?って思います。

ローヒールだけでなく、季節的にもすぐに履けそうなサンダルなど、形も色々。色も色々。
ブーツはソックス感覚で履けるそう。ちょっと前に話題になったニットブーツと同じ感じでしょうね。

現在、 松屋銀座 3階シューズ&バッグ「インポートシューズ」でポップアップをやってます。
期間は8月13日(火)まで。

EOE

3つ目はこれまたスウェーデン発のサスティナブルなアイウェアブランド「EOE」
やっぱり、北欧って環境問題先進国だなぁ…。

メガネの製造過程を知らなかったのですが、話しによるとセルフレームは十分な強度にまで固めためににはかなり長い時間がかかるそうで、それを短縮するために薬品を入れているのだが、その薬品が入るとリサイクルには向かない素材になってしまうとのこと。
そこで「EOE」は時間は掛かるけど、リサイクル可能なアイウェアを作ろうとしたのですって。

セルフレームだけでなく、メタルフレームの金属部分もリサイクル素材を使用。
パッケージも段ボールを使っていて、すごい拘ってます。
デザインもシンプルでかけやすそうなモノから、ちょっと攻めた感じのサングラスまであって、こういう1本持っててもいいかなぁという感じ。

今年に入ってから、さらに色んなメディアで「サスティナブル」「サスティナビリティ」というキーワードを目にするようになって、話題になっている感じはしますが、それが消費者にまで浸透には、まだまだ時間がかかるでしょうね。
生産する側としては、エコでサスティナブルな生産背景も大切で一つの物語としてアピールしたいと思うけど、そこには惹かれる「デザイン」が必要だったり、生活に取り入れやすい価格や理由も必要なのです。

あと、サスティナブルが浸透するには、その国の歴史や文化、教育にもよるのだろうなって思います。

とはいえ、国内では処理できないといってアジア諸国にへプラゴミを処理の為に運ぶのはやめた方が良いのでは、実際に拒否られてるわけですし…。
この3ブランドののようにクリエイティブに考えていきたいですね。

この記事を書いた人

苫米地香織

苫米地香織

服が作れて、グラフィックデザインができて、写真が撮れるファッションビジネスライター
日本で一番アパレル販売員を取材している人