先週でしたか、私のTwitter&facebookのタイムラインの賑わせていたのが
繊研プラスのこちらの記事…
http://www.senken.co.jp/column/eye/assistant0125/
あるプレスルームがアシスタントのアルバイトを募集したところ、20人を超える応募があったという。人手不足のおり、うらやましいと思いきや、結局採用は見送ったそうだ。「どの子もそれっぽい格好はしてるけど、ベースとなるファッションの知識がなさ過ぎて」とのこと。
面接での情報を総合すると、皆、服を買っているのはファストファッション。東京ブランドなどは、人気どころを一つ二つ知っていたらいい方で、海外ブランドは関心も無い。情報は、タレントなどのインスタグラムや、昨今物議を醸したまとめサイトなどから得ており、雑誌は読まない。なので「はやりものは分かるけど、感覚的で、すごく浅い。これから10年も経ったら、ブランドビジネスはどうなるのかと不安になった」と。
この内容から判断するに、多分だけどアタシュ・ド・プレスの大きいところなのかなぁ…と
(高いファッション知識を求めている辺りから推測ね。間違ってたらごめんw)
でも、このコラムを書いた方にとても共感しています。
このご時世で20人もファッション業界に入りたいと応募してくれただけでも「すごいぞ」と。
反面、知識は無くてもやる気とモチベーションのある子はいなかったんですかねぇ…と。
あと、ファッション業界の中からの情報発信が下手だから、まとめサイトやインスタに走るんじゃない?と思いました。
そうそう、ファッション販売3月号はこの10年間、専門学校生アンケートをやっているんですね。
ちょっとだけお手伝いしていたので、回答結果を見せていただくことが過去あったのですが、専門学校生であっても好きなブランドやテイストではない限り、何にも知らない学生さんがフツーでした。
中でもよくあるのは、ブランド名と企業名が繋がっていない子。もしくはブランド名しか分からない子ですね。
ブランド名では検索するけど、その先の会社情報なんて普通は見ないよねぇ(笑)
そう思うと感覚的には学生さんは「ファッションをちょっと齧っているお客様」という印象を受けます。
「そんなことはない!」とおっしゃる学生さんもいると思うけど、ごめんね!
でも、特に地方の専門学校は特にこんな感じだと思います。
何故って、20年前の私の通っていた専門学校もこんな環境だったからです…
ファッション業界で働きたいというよりも、花嫁修業とか、手に職とか、短大卒業資格がもらえるから、という感覚。
通っている生徒さんのその考え方は否定しませんよ。
本当に手に職は付けられるし良いと思う。
だから、反対に業界内の人は「こういう現状である」ことをまずは理解していただきたいと思う。
あとはさっきも書きましたが「ファッション業界の中からの情報発信が下手だから、まとめサイトやインスタに走る」んですよ。
まとめサイトがあんなになった今こそ、オウンドメディアを始めても良いかもね。
で、先ほどの繊研プラスの最後のまとめには…
確かに由々しき状況だ。けれど、ファッションに興味を持つ今時の若者がそこそこおり、インスタグラムであれ、「お手本」を求めているというのは、まだ救いがあるのかもしれない。「何となく好き」というぼんやりした興味を、ぐっと深めていける工夫を、ネットであれ何であれ、こちら側も生み出していかねばと思った。
まだまだ、ファッションもしくはおしゃれにすることに対し興味を持っている方たちがいるという事を大切にしていきたいですね。
私もそういった方たちが少しでも深く興味を持ってくれそうなこと、面白がってくれそうなことを書いていきたいなと思いました。
ガンバロー