起業したい気持ちはあるものの、お金がないという人は多くいます。
まずは起業!と起業内容が先立っていないのであれば、0円で開業をすることも可能です。
参考:お金がなくても大丈夫!?開業資金0円からでも始められる5つの起業
しかし、お金がなくても起業できることがあるなかで、絶対にやってはいけないこととはなんでしょうか。
挑戦しようとする内容を調べ過ぎないこと
あまりにも挑戦しようとする事業の内容について調べ過ぎると、自分が挑戦しようとしていることが「どれほど大変か」「どれほどのリスクがあるか」ということに気がついてしまって、起業する気を失ってしまう可能性があります。
心が強い人なら全く問題はありませんが、心配性な方は「調べ過ぎずに」勢いで起業してしまうのもひとつの方法かと思います。
本を読まなくなること
起業の準備を進めていると、読まなくてはならない本が山積みになります。
経理・会計などの実務的なことはもちろんですが、営業テクニック、集客マーケディングなど多くの本を読むことになります。
そのうち本を読み過ぎると何を読んでも同じに見えてきて、何も読まなくなることがあります。
これは「頭がカチコチになって何も吸収できない状態」になっているだけなので、角度を変えてみて、仮に同じようなことが書いてあったとしても、情報を深堀りしてみようとか、復習してみようといったように前向きに向き合うことが大切です。
睡眠を削りすぎること
これは起業をされた方であれば多くの方が陥りやすいところです。
人とは違う人生を選んだのだから、多少睡眠を削って仕事をするのは当然のことだと思っていないでしょうか。
しかし、睡眠を削りすぎてしまうと、冷静な判断力がなくなり、逆効果に働いてしまうことがあるので要注意。
起業家は体調管理も重要な仕事の一つになりますので、睡眠を削りすぎてまで作業をする癖は今のうちからなくしておくことがおすすめです。
「夢を叶えたい」だけで起業してはいけない
そして決してやっていはいけないことは、「夢を叶えたい」だけで起業をすることです。
この傾向は大企業の方によく見られます。
大企業という看板があると、中小企業では経験できない金額の大きな仕事ができるため、無意識的に大きな仕事をしているから自分は優秀な人材だと思い込みやすくなります。
しかし、実際に企業や独立で成功しているのは、大企業よりもむしろベンチャーや中小企業で活躍している人のほうが多いです。
大企業というのは大企業であればあるほど、社員一人が担う仕事は細分化されているため、あまり多くの作業に慣れていないことが原因といえます。
また、大企業にいれば人脈もあるので起業すれば成功するだろうという妄想も抱きがちです。
しかし残念なことにそれは会社の看板のおかげだったという場合が多々あるのです。
夢を語るのがいけないわけではない
例えば、社会貢献をしたいので利益がでなくてもよいという考えの方がいるとします。
しかし、夢ばかりでビジネスモデルも立てず、計画もなく、利益が大切という認識も欠如している状態ではおすすめはしません。
夢を語っても利益がでなければ会社は継続できず、社会貢献どころではないからです。
さらに、夢ばかりで計画がなれば、いざとなった時に銀行もお金を貸してはくれません。
まずは、現状を把握し、ビジネスモデルを整理して図にする、戦略を立て事業計画を作成する、夢を文章化説得力をつける、実行・検証・改善する、が解決策になります。
決して夢を語るのがいけないわけではなく、逆に必要なことでもあります。
しかし、そこには計画書があって初めて夢を語ることへの説得力がつくのです。
まとめ
何ごとも過ぎるものはいけません。
一つのことに囚われていたり、妄想して実際に行わなければいけないことをおろそかにしていたり。
起業するならばこそ経営者になるわけですから、多方面のことに目がいくようにしていきましょう。