差し入れのお菓子をもらった時、まわりのみんなに配る役が多い。
自分の分は後回しにするので、最後に自分の分が足りなかったということも…。
人を優先して、喜んでもらいたいタイプ
気の使いすぎも、ときにまわりの迷惑に
人から与えられるより、与えて人を喜ばせるのを信条とし、そうすることで喜びを感じるタイプです。
その裏には、自分への自信のなさが少なからず潜んでいるのではないでしょうか?
これは他者へ貢献し、自分の存在を認めてもらいたい、認識したいという気持ちの表れでもあります。
相手のための行動でも、あまりに自分の気持ちを抑えまわりの人を優先すると、逆に気を使わせることもあります。気を使わせないように、気づかれないようにふるまっているつもりでも、意外と他の人は見ています。
誰でも多かれ少なかれ、まわりの人に喜んでもらいたい、笑顔にしたいという気持ちはあるものですが、それが行き過ぎては相手の負担になりますし、自分が望んだ通りの反応が返ってこなくてイライラが募るなど、自分自身もストレスを感じてしまいます。そしてその結果、相手に迷惑をかけることにもなりかねません。
相手もあなたに、肩の力を抜いて自然体で接してくれることを望んでいるかもしれませんよ。
ときには自分を優先する
まわりを優先するか、自分を優先するか、そのバランスがとりづらい場面はたくさんあると思います。
もし心配や不安があれば、これまで通りまわりを優先していいでしょう。ただ自分の気持ちに余裕があって、自分を優先できる場面があれば、少しづつ自分を優先してみましょう。
ときには自分の素直な気持ちを表現して、相手に与える喜びを感じる機会を持たせてあげることも、人付き合いではとても重要です。
自分を優先して人に甘えることは、いつも自分を後回しにしていたあなたには難しいかもしれませんが、それも最初のうちだけです。いつも気を使いすぎるくらいだったのですから、少しくらい自分を優先しても問題ありません。
自分の負担にならない程度に、人を優先するくらいがちょうどいいでしょう。
自分の時間を持って、振り返ってみる
人を優先し、自分のことを後回しにしてしまう人は、自分の時間をゆっくり持ち、自分を見つめなおしてみましょう。
自分がその時何を望んでいたか、何をしたかったのか、心の中で整理する時間が必要です。
そして少しづつ、できる範囲で自分を優先してみましょう。
まわりにこのタイプの人がいたら
人の評価を気にしすぎる傾向がある
自分より人を優先する人は、人の評価を気にしすぎる面があります。
自分がしていることをだれも評価してくれないと、「これだけやっているのに!」と孤独を感じ、ストレスになってしまいます。なにか頑張っていることに気づいたときには、さりげなく感謝や励ましの声をかけてあげましょう。
小さな親切返しが効果大
人を優先して考えてしまう人は、人から気を使われることにとても敏感で、恐縮してしまいます。
もしそんな相手に何かお返しをしたいと思ったときは、気を使わせないように、ちょっとしたプレゼント(お菓子などでもOKです)を贈りましょう。仰々しいものは気後れさせてしまい、逆効果になってしまうかもしれないので要注意です。
また差し入れのお菓子を配ってくれているときは、「いつもありがとう。ホント気が利くね」「自分の分がないんじゃない?私、胃の調子が悪いから食べて」など、感謝やねぎらいの言葉、また小さな親切返しで彼女を安心させてあげましょう。そうすることで、素直に自分の分を受け取ることができるでしょう。