創業や経営に資金確保は重要課題ですし、要件に当てはまる助成金はできるだけ利用したいものです。
助成金についての無料相談は社会保険労務士に頼むのが一般的ですが最近では行政書士に相談する方が良いとも聞きます。
今回は行政書士に依頼するメリットをご紹介します。
助成金の作成と提出ができるのは社会保険労務士のみ?
助成金の申請書類作成や提出代行は、社会保険労務士の独占業務であるため、それ以外の方に依頼すると違法(弁護士のみ例外的に対応可能)となってしまいます。
受領した助成金の返還や、ペナルティが課せられることもあり、本来は、社会保険労務士に助成金の相談や依頼をするべきです。
助成金申請は依頼しないのが普通?
ところが、助成金申請は以下の理由からやりたがらない社会保険労務士が多く、当社の調査によれば、『活用が企業全体の1%に満たない』という結果でした。
社会保険労務士が助成金申請を避けるワケ
・スポット業務である(継続収入にならない)
・顧問契約が無い企業の場合、その企業の実態を把握していないので不正受給の手伝いをさせられる心配がある
・申請要件が難解で手間がかかる
・成功報酬を受給できるまで半年から1年半近くかかってしまう
・助成金受給対象者が中途退社してしまうなど、成功報酬がもらえないケースもある
本来、独占業務である社会労務士に積極的に関わってもらえないとすると、どこに依頼したら良いのか困ってしまいますね。
無料相談は気軽に可能?
行政書士に依頼する場合
公的な書類を作成する専門資格として、行政書士があります。助成金について、助言、相談、サポートまでなら依頼しても良く、書類を揃えるところまでサポートしてもらう方法が可能です。場合によっては手数料が安い可能性もあります。
しかし、厚生労働省が給付する労働関係の助成金申請では、事業計画の他に、出勤簿や労働時間、雇用や研修の状況を示す書類などをそろえる必要があるうえ、書類の提出は自分で行わなければなりませんから、結構手間がかかります。
社会保険労務士にお願いしたほうがスムーズですし、確実に手続きを進めることができるのは確かです。
助成金の無料相談の方法!一般的な流れは?
社会保険労務士への相談の流れ
1.問い合わせ
2.ヒアリング・相談
3.助成金の申請
助成金申請業務に消極的な社会保険労務士もいますが、助成金業務を得意として多く受けている、または、新規依頼を積極的に受けている場合もあります。
ネット上の専門サイトでは、起業や助成金申請を得意とする専門家の無料相談を紹介しています。無料相談を行っている労務士や労務士事務所に問い合わせして、快く助成金申請を受けてくれる社会保険労務士を探しましょう。
まずは気軽に無料相談からしてみよう
助成金を利用しないなんてもったいない!まずは、無料相談で信頼できる専門家に出会うことが大切です。