良いことが起きると、漠然と不安が襲ってくる
自分の企画したプロジェクトが大成功!
社長や上司からも褒められ、祝賀会まで開催されて、超ハッピーなはず。
なのに、「こんなこともう一生ないかも…」と不安になってしまった。
日記をつけて、自分の成長を実感する
自分の不安を受け止めることがカギ
ドーパミンなどの快楽ホルモンの多いタイプだったら、こんなとき有頂天になりすぎて失敗することも。冷静なあなたの場合、その心配はないでしょう。
まず、自分の不安を否定しない。
喜びのさなかに不安がよぎることは決して異常なことではありません。
「人生における幸福と不幸の割合はあらかじめ決まっている。」
「人が一生のうちに体感する幸福の総量は決まっている。」
多くの日本人は、幸福を限りがあるものとして捉えています。では、なぜ日本人は幸福を限りがあるものとして考えるのでしょうか。
それは、儒教の陰陽思想に基づいた、
「あまりに良すぎることはかえって不幸を招き、
良いこと、悪いことが同時存在することが真の人生である。」
という考え方が存在するからだと言われています。
よく、「幸せの後には不幸が待ってる」「不幸の後には幸せが待ってる」などの言葉を耳にしますよね。
幸せな毎日でも、漠然とした不安が襲ってきてもおかしくはないのです。
誰もが抱きやすいこの不安。解消するのには、自信を持つことが大切です。
では、自分に自信を持つには一体どうしたらいいのでしょうか?
客観的な視点で自分を見つめなおす
自分に自信を持つには、どうやって客観的に自分を見直すことができるか?が重要です。
試しに日記をつけてみてください。日々忙しく毎日書くことが難しいなら、良いことでも悪いことでも、何か特別な出来事があった時だけでもかまいません。もちろん短いものでも問題ありません。
書くことで、自分の状況を把握できますし、日記は、後から読み返すことができるのも大事なポイント。
自分で書いた日記を読むと、少し前に悩んでいたことが、知らず知らずのうちに克服されていることに気づくはずです。
さらに時間が経てば、以前悩んでいたことが、いつの間にか平気になっている、自分が確実に成長してきていることが実感できるでしょう。
この実感こそが自信の元となり、次第に不安も減っていきます。
少しずつ、焦らずに自分を見つめ直し、自信をつけていけばいいのです。
ドーパミンとは
*ドーパミンとは、気分を高揚させ、快楽を刺激するホルモンです。
まずドーパミンの意味は、神経伝達物質の一つで、「セロトニン」や「ノルアドレナリン」と並んで、三大神経伝達物質と呼ばれています。
神経伝達物質とは、人の感情や精神面、記憶や運動機能、睡眠などの重要な働きを担う物質で、ほどよく分泌されれば良い効果を生みますが、過剰に分泌されたり、逆に不足したりすると、マイナスの影響を与えることも!ドーパミンの役割とは?何でしょう。
まず、「快感」や「やる気」に大きな影響を与えます。
また、学習能力や記憶力といった部分にも影響を与えます。
ドーパミンは、適度な分泌量が大切です。
過剰でも不足でも、私たちの心やカラダに悪影響を与えます。
ドーパミンが不足する原因として、強いストレスが挙げられます。
そもそもドーパミンとは、快感や意欲、運動機能や学習能力の働きに大きく関わってくる神経伝達物質です。
このドーパミンが減少して体から不足する原因の多くは、強いストレスを受けることです。この物質は快感により意欲をうみだし、ストレスを打ち消してくれる性質があります。
しかしまったく反対の性質であるストレスが強く加わると、ドーパミンが減少して不足する原因となり、脳内での神経伝達物質の分泌やホルモンの分泌を抑え、私たち人間の体に様々な影響を与えます。ドーパミンが体内で効果的に働くとストレスによる悪影響は受けにくくなるので、日常生活の中でうまく分泌させることが重要です。
ドーパミンの分泌には、食品や栄養素の改善、好きなことに夢中になる、サプリメントで摂取や運動等が効果的です。
ドーパミン不足が気になる方は、日々の生活を少し見直し、無理のない範囲から取り入れてみてはどうでしょうか?
ドーパミンの分泌が増えると、物事への意欲が高まり、不安も減っていくでしょう。