先天的な才能の遺伝はどうなのか?気になりませんか?
ハゲや歯並び、眼の大きさ、一重か二重かなど、鼻の高さ、顔の作り、脚の長さ、胸の大きさ、身長、など生まれつきの身体の特徴や身体の作り、身体の構成に関しては親から子供に遺伝します。
他に遺伝と言えばアレルギー体質やガン体質などとよく言われているようですが、アレルギーは遺伝的要素が高いですが、がんなどの生活習慣病に関しては、遺伝5%、生活習慣95%と言われています。その家の生活習慣が似てると、同じような病気になりやすいということです。
しかし、生活習慣の何がいけないのか、自分ではわかりませんよね。よかれと思っていることが間違っている可能性が高いんです。だからなかなか生活習慣病が減らずに益々増えている理由といえます。
絶対に専門家に聞いた方がいいですよ。
生活習慣とは?
生活習慣の専門家がいます。
生活習慣の専門家は、食事、運動、考え方、姿勢、睡眠、など毎日行っている習慣について、その人の体質に照らし合わせて診れる人のことです。
しかし、残念ながら日本にはその職業がないんです。
また、遺伝子検査で合う食べ物や合わない食べ物、ストレス対策、合う運動、などがわかるというものも出回っていますが、
これも遺伝子だけでは体質を決定出来ないので、正確に出すことは難しいといえます。
遺伝子よりも、もっと正確に体質を診て、合う、合わない食べ物やストレス対策や合う運動やどんな病気になりやすいからどうすればいいのかがわかるなどの検査があります。
iDドックという検査です。
頭の良さも遺伝?
また、頭の良さは遺伝より努力だが、芸術的センスは遺伝だと言われていますがこれも逆です。頭の良さの方は遺伝しやすく、芸術的なものは後天的努力でなんとでもなりやすいのです。
もちろん、頭の良さも努力でカバー出来る部分もありますが、勉強が出来るのとまた少し違うかもしれません。
では、運動で高いパフォーマンスを発揮できる骨格や筋肉はどうでしょうか?
これはある程度両親からの遺伝で決まる割合が高く、親のどちらかが運動能力が高い場合、子どもにも備わる可能性が高いといえます。
しかし、親が体を鍛えて得た、後天的に努力によって得た筋肉などは子供に遺伝しません。
子どもの運動能力はおよそ3、4歳~12歳までの間におおよそが決まると言われています。
運動神経の良し悪しとは神経が発達する時期にどれだけ体を動かしてきたかによって変わリますし、決まってしまいます。
つまり、多種多様な運動を繰り返し経験する“環境”さえ整えてあげれば、どんな子どもでも有る程度運動神経がよくなるというわけです。
ただし、筋肉中の瞬発力を司っている速筋は遺伝的要素が高いので、短距離走などは遺伝的要素が高いと言えます。
持久走は筋肉中の持久力を司っている遅筋が関係しますが、これは後天的な要素でどんどん変えられますので、努力によってどうにでもなると言えます。
ただし、多くの人が筋トレに関して勘違いしていることが多いので取り上げておきます。
勘違いしやすいこと
例えば腕立て、腹筋を毎日毎日かなりに回数をやっても筋肉は強化しづらいです。
激しい筋トレを毎日行うと、筋肉は強くなるどころか逆に委縮してしまうんです。
筋肉に負荷をかけて筋繊維を壊して、それが修復されるときに筋肉は強化していきます。
筋肉痛が残っているうちに筋トレをしても効果はないんです。
最低でも修復する時間、2日から3日は休みましょう。
筋肉を早く回復させるためには、筋トレの後にストレッチをすることです。
前よりも後の方が効果的です。乳酸を溜まったままにしないことが大事なのです。
筋力を強化したいのなら筋トレをした後に有酸素運動をするとさらに効果が高まります。
ちなみに、体脂肪を燃焼させたい場合は有酸素運動を先にした方が効果的です。
さらに、筋トレのやり方によって、筋肉をムキムキにして、瞬発力をつけるトレーニングと
持久力と代謝をあげる筋トレがあります。
マシーントレーニングなんかは前者で、アイソメトリック運動が後者です。
アイソメトリック運動は器具を使わなくても鍛えたい筋肉に抵抗力をかければいいんです。
これは疲れにくいし、けがをしにくくする筋肉なので大事です。
ただ歩いているだけでは筋肉はつきにくいので、考えて頂ければと思います。
メタボは皆さんご存知ですが、それよりもこれから大事なキーワードはサルコペニアです。
筋肉量が減少していって、肥満から病気、関節痛から寝たきりにつながっていきますので、
注意が必要です。
これは遺伝ではなく、日頃の運動や食事などの生活習慣で決まってしまいますので、考えて頂ければと思います。
知っていても、やらないと効果はでません。いくつからでも、運動をしてこなくても、苦手でも関係ありません。やれば効果が出ますので、是非考えてください。