裸足で校庭を遊ばせるある幼稚園では、風邪にかかる園児がほとんどいなくなったといいます。足裏は、体の中で唯一、24時間常に刺激を受ける部分だといえます。足つぼの刺激は体全体を活性化してくれるのです。
足は第2の心臓と呼ばれていることは知っている人も多いと思います。
心臓が全身に血液を送って健康を維持しているように、足裏も全身に刺激を与えて健康を維持しているという健康法である。
足には多くの重要なツボがあり、その多くは足の裏にあります。親指を頭として親指の付け根が首、そこからかかとへ向かって気管支、肺、胃、腸から膀胱へと、あぐらをかいた人の体を真後ろから見た状態と同じように内臓・器官に効くツボが並んでおり、足裏はまさに人体の地図となっているといえます。
このように、足うらのツボは体全体につながっていますので足うらのツボを刺激することで、血行が促進され症状を緩和改善することができるというわけである。
今から2000年以上も前の中医学の文献の中で、中国最古の「漢書の」の中の、足の裏から診断し治療する方法をまとめた物として「観趾法」というのが有ります。経絡などを考慮して、この中医学が主流ではないけれども、足つぼマッサージ健康法の基本を完成させたといわれています。
足つぼマッサージ健康法は、中国やインド、エジプトなどの伝承医学からはじまり、アメリカの医師たちは麻酔効果があることを発見し、医療に取り入れていったのである。
その後、ドイツやイギリスでは病院でも補完医療の一つとして行われているのです。日本ではリラクゼーション健康法やヒーリングとして普及していますね。足つぼを刺激して,特定の部位を刺激してその反射される特定の臓器に変化が起こる現象を活用し、疲労の改善などをはかる療法として知られています。
具体的に足つぼをチェックしてみましょう。
まず、脚の親指は頭部のつぼにあたります。そして親指の付け根の部分が首のつぼになります。この部分を押してみたときに痛みやゴリゴリがあったり、硬かった場合は緊張度が高いというサインで睡眠などに影響しているととらえます。
親指の側面は側頭部にあたりますので、ここを押すことで緊張をほぐす効果があります。
親指の真ん中から指先は脳のストレスと睡眠の質のバロメーターととらえてください。
親指の付け根は首のつぼですから、首がガチガチで過緊張状態といえます。もしかすると枕が合っていない状態が考えられます。不随意の緊張を残したまま眠っていると、睡眠が浅くなって熟睡感が得られないことがあるのです。
次に、足の人差し指と中指の付根は目のつぼです。押してみて、痛みや、ゴロゴリがあれば眼精疲労の可能性があるという目安になります。
足の薬指と小指の付け根は耳に関係するつぼです。押してみて、痛みや,ゴリゴリがあれば耳なりなど耳の機能が低下しているかも知れません。実は耳鳴りなども神経の過緊張のサインなんです。放っておくと難聴になることもあるので注意しましょう。
1回、プロにやってもらってもいいかもしれません。
足ツボの中で、多汗症に関係するツボはいくつもあります。
先ほどの脳のつぼや足裏の中央に集中している部分を押してみてください。また、胃腸のつぼは土踏まずの所にあります。消化器は自律神経が緊張していると機能が低下してしまいますので、バロメーターとしてチェックしてみてください。
いかがでしたか、自分で自分のカラダを管理することは難しいのですが、足つぼチェックなら簡単にある程度のカラダのサインを表す目安になるので,やってみてください。
もしかすると,上手になったら,検査より先にわかるかもしれませんよ。もしかすると、押しているうちに、身体の機能がアップして、症状が改善するかもしれませんよ。