いよいよ、花粉症シーズンがやってきました。
憂うつな季節を、今年からは花粉症を起こさない身体作りで乗り越えましょう。
花粉症は、身体を守る免疫機能が『花粉』に対して過剰に反応して起こる症状です。
じつは、その免疫機能の体内最大の重要器官といわれているのが『大腸』であることはご存知でしょうか。
約1兆個といわれている免疫細胞のうち、約6割が大腸に集まっています。
腸は食物を消化し吸収するだけでなく、食物に含まれるさまざまな細菌やウイルス、有害な異物を排除する役割も果たしています。
この『腸管免疫』は身体を守るためのもっとも重要な免疫システムといわれているのです。
一見、なんの関係もなさそうですが、大腸が元気であれば、免疫機能システムが正常に働いて、免疫の暴走を食い止め、花粉症になりにくくなるというわけです。
内臓の冷えやストレス、不規則な食事、暴飲暴食、睡眠不足は、大腸にとって大敵です。
大腸を健やかに保ち、腸管免疫を活性化させるために、
①腸内環境を整えるために善玉菌を増やす
②体質に合った適量の食事をよく噛んで食べる
③腸に刺激を与え、血液の循環を改善するためにお腹を温めたり、下腹部を軽くマッサージする
といったことから始めてみましょう。
特に寒い冬は、働きの鈍っている大腸を活性化させることがとても大切です。
お薬を服用しながら、マスクにサングラスで完全防備という花粉症対策もありますが、腸を元気にして免疫細胞の働きを正常させ、アレルギーになりにくい身体作りをはじめてみましょう。