歯科医院サバイバル最前線
コンビニより多い、歯医者。
倒産は過去最高。歯医者は儲かるといわれたのは過去の話になってしまいました。
開院より廃院の数が多く、逆転現象になっています。
歯科医院数 約69,000 > コンビニ店舗数 約55,000
しかし、単純に都道府県別に歯科医院数を見比べると、歯科医院が集中しているのは、東京をはじめとする都心部です。
人口県別比率にもよりますが、一概に「歯科医院は飽和状態」とは言えないかもしれませんね。
コンビニより多い歯科医院の数
歯科医師は10万人を突破
歯科診療の医療費
市場規模の縮小
歯科診療所の廃止・休止
歯科診療所の倒産
歯科診療所の経営実態
誰でも儲かるという時代ではなくなった
過当競争ともいえる歯科経営を成功に導く秘訣はあるのでしょうか。
今までは患者数に対して歯科医師の数が適切でした。
広告などに力をいれなくても、患者が来てくれるため、普通にしていれば、成功する時代でした。
しかし、歯科医師の増加し、競争が激化した今、駅前や幹線道路から離れたアクセスの悪い医院は淘汰されていきます。
一人当たりの診療時間が長い
歯科は、皮膚科や眼科と比べて1人あたりの診療時間が長くなることも、経営の足を引っ張っています。
診療時間は平均約30分。多くても1時間に診ることのできる患者数は3~4人が限界です。
頑張って1日30人程度の患者しか診ることができません。
数字をあげるためには診察台を増やしてスタッフを雇用し、併行診療がセオリーとなってきます。
歯科衛生士の数が足りない
歯科衛生士を雇いたくても、求人を打ってもなかなか集まらないのが現状です。
人材の確保こそが、今後の歯科医院を大きくし安定するための決め手となります。
保険診療のみで1日30人の患者を診た場合、収入はおよそ100万円前後になります。
医者という職業から想像する、リッチな生活とはすこし、遠いかもしません。
この売上からテナント料、機器のローンやレンタル費用、スタッフの人件費が必要となってきます。
歯科医院は 医師としての視点だけではなく 経営者の視点を持つことが重要になってきます。