「手に職」をつけるべき理由とは?
多くの企業で終身雇用制度も崩壊しつつある今、大卒で優良企業に正社員就職しても生涯が保証される時代ではなくなりました。
どんな時代が来ても安定して収入を得られるように「手に職」をつけて働く、専門的なスペシャリストを志望する人が今、増えているようです。
また近年「ものづくり」の仕事が注目されています。「手に職」を付けるということは、これからの社会で生きていくために、どんなメリットがあるのでしょうか?
「手に職」をつけるべきメリットは、主に次の7つです。
- 仕事にやりがいを持てる
- 人生の軌道修正も しやすくなる
- 職を失うリスクがすくない
- 起業・独立しやすい
- 明確なアピールポイントになる
- 海外でも通用する
- 他の人に教える仕事ができる
- これからは手に職の時代?
海外で秋葉原の「なでしこ寿司」が話題!
現代では、かつて女性が参入していなかった職業・分野でも、数多くの女性が活躍するようになってきました。しかし、いまだに女性の姿を見かけることが少ない職種も存在するのは事実です。
その代表的な仕事に寿司職人が挙げられます、秋葉原に職人が全員女性だという「なでしこ寿司」をご存知ですか。
海外で「いよいよ日本で、女性が寿司を握ることになったか!」と、大きな注目を集めてニュースになっています。
いま、寿司職人が熱い理由とは?
AIに仕事が奪われるという記事をたくさん目にするようになりました。
野村総合研究所では向こう15年の間に今ある仕事の49%が消滅してしまうと発表しています。
英オックスフォード大学でAI(人工知能)などの研究を行うマイケル・A・オズボーン准教授も
今後10~20年程度で、米国の総雇用者の約47%の仕事が自動化されるリスクが高いと分析しています。
自分の仕事はどう、なんだろう?
なくなる仕事と言われると今後どうしたら良いのか不安になりますよね?
でもご安心ください。
(人と接する仕事)や(指先を使う仕事)についてはコンピューターが人間を上回ることは難しく、
できたとしてもコストがかかり代替されるケースは多くないだろうと言われています。
自動化されることで得られるメリットはもちろん大きなものですが、
半面心の問題を抱える人は増えると言われており、
デメリットがあることも忘れてはいけません。
人と接する仕事や指先を使う仕事はこれから先も重宝される職業
人々の心に響くスポーツやエンターテイメント、
伝統文化など、
ヒューマンタッチなお仕事はむしろ今まで以上に人々から求められることでしょう。
良く例に挙げられるのはスナックのママやお寿司屋さんです。
特にお寿司を握るという仕事については、機械が人間の指先の感覚を超えることは当面難しいと言われており、実際に自動握り機を導入した回転寿司は軒並み機械化を廃止したという前例があります。
ネタの新鮮さや脂の乗り方、シャリとの相性などを見極め、ほおばるとほどけるように良い塩梅で握るのは、コンピューターで代替するのは実はとても難易度が高い技術です。
なじみの大将から旬のネタのウンチクなどを聞きながらいただくお寿司って格別ですよね?
最近ではお寿司学校で技術を学び、
脱サラしたり定年退職後の第二の人生に備えるという方も増えているようです。
自分の頑張り次第で働く時間や報酬を決められるのも大きな魅力ですね。
また、長寿国日本が誇る唯一のハンドイート文化であるお寿司はヘルシーフードとして海外でも大人気。
1人前、数万円するような高級寿司が飛ぶように売れている地域もたくさんあるため寿司職人は引く手数多(あまた)。
海外に羽ばたく人も増えているようです。
お寿司を握ると言ってもその周辺技術は(目利き、仕入れの交渉、仕込み、シャリ炊き、握り)にとどまらず、価格設定や集客、衛生管理etc、
とても多岐にわたり倒れてしまいそうですが、昔は最低10年は修業が必要と言われていたこれらのたくさんの技術や情報も、コンピューターの発展によって習得しやすくなっています。
コンピューターの発展を敵とみるか味方とみるか、要は使う人の捉え方なのかもしれませんね。
寿司職人になるためには
寿司職人になるためには特に資格はなく、学歴も不問です。
何よりも職人としての技術が求められます。
技術を身につける方法としては、「寿司職人への弟子入り」と「寿司職人学校への入学」の2通りがあります。
寿司職人への弟子入り
寿司屋の暖簾をくぐって採用してもらいます。採用が決まると目出たく、職人見習いとして就職です。寿司職人になるための伝統的な方法で、現在でも一般的な方法です。
修業期間は、およそ10年。「シャリ炊き3年、合わせ5年、握り一生」といわれるほど時間のかかる修業の日々が待ち受けています。
いきなり握りの修業をさせてもらえるわけではなく、皿洗いや出前といった日々の仕事をしながら先輩の仕事を見て学ぶ、盗むところから始まります。
市場の仕入れに同行して魚の目利きを教わったりしながら、初めて魚を触らせてもらえるのは弟子入りから3年ほどたってからになります、握りを客前に出せるようになるまでに5年以上かかることも普通です。
寿司職人 養成専門学校へ入学
カリキュラムを通じて学ぶことで、数週間から数カ月でひと通り、寿司を握れるようになります。
学校では、すぐに握りの練習に入ります。調理に必要な技術をすぐに教えてもらい実践することができます。
定番ネタとして使われる魚の選び方・捌き方・握り方・衛生技術といった寿司職人に必要な調理技術のひと通りを、体系的に教えてもらうことができ合理的です。
学費は1〜3カ月のコースで30万円~70万円程度
選び方のアドバイス
寿司職人を目指そうと考えた時の年齢から考えても良いかもしれません。寿司職人への弟子入りで、一人前になるまでに最低、約10年の歳月がかかります。
20代後半や30代の年齢の人が目指すには少々難しいと思います。そもそも、弟子として採用されない可能性もあります。
しかし、学校であれば、何歳であろうと数カ月で一定の技術を身につけることができます。学費と弟子入りの時間を天秤にかけて、どちらが自分にとって最良の選択なのかということを考えてみてはいかがでしょう。
いま、女性の寿司職人も増えています。いままではお寿司の業界も男社会でしたが、今後は女性だけの板前さんでつくるお寿司屋さんも出てくるかもしれませんね。
いま私たちは新しい取り組みとして、定番のネタだけをまず、握ることができる寿司学校開講準備をしております。理由として、人生100年ライフです、人生の時間が20年増えました。第二、第三の人生を好きな寿司を握ることで幸せな人生にしていただきたい、また、海外の寿司店で働く方を支援したいという思いからです。
寿司学校を準備しています。2019年春までに 東京都小平市で開講します!!乞うご期待。