肩こりでも、病気が原因のことがありますのでご紹介します。生活が乱れ気味で、いつも同じ側の肩こりがつらい場合、内蔵からのサインかもしれません。
前回ご紹介した肩こりも間違った生活習慣が続いていくと、病気が原因のケースが出てきますので、知識として知っておいた方がいいと思います。
さらに、いつも右肩ばかりがこる,右腹痛があるという人は、胆石の可能性があります。とくに、女性の場合は要注意です。胆石の男女比は1対2で、女性のほうが罹患率が高いからです。
心臓の場合は左側に出やすいです。
左肩の痛み、凝りが続いたり、腕を動かしたり、体位を変えると痛みが増強するなどの状態であれば、心臓を疑ってみる必要があるかもしれません。左側の肩や背中が凝る、胸にかけての痛みがでたり、また、左手の小指が痛くなったり、重だるくなることがありますので、左胸や左肩のみが痛む肩こりの場合、心臓病、から来ている可能性があるので注意してみてください。
ストレスも精神的でも肉体的でもついていくと肩こりを誘発する主要因の一つです。ストレスがかかり続けると交感神経が緊張するため筋肉を不必要に緊張させてこわばりを生むだけでなく、血管が収縮して血行不良になります。血行不良になるとリンパ球が減り、酸素、栄養素の供給量も減るためホルモンや免疫も正常に機能しなくなるため、更年期でなくても乳がんなど生殖器の病気や様々な病気を生んでしまうのです。
頚椎ヘルニアも肩こり、首こりとともに痛みやしびれの症状が有る場合、可能性として考えられます。頭を下に向けたり、上を向いて痛みがある。また、首、肩、腕のしびれ、頭痛、耳鳴り、下半身のしびれなどにもおよぶことがあります。普段の姿勢、枕が高すぎないかなど、注意が必要です。
たかが肩こり、されど肩こり。長く続く肩こりは馬鹿に出来ません。内蔵にまで影響を及ぼしてしまうのです。脳卒中で半身麻痺や心臓病で急死、ガンで闘病、今まで元気だったのに急になったという人が多いし、体質や遺伝と考える人が多いのですが、95%は生活習慣で決まってしまいます。急になんてまずなり得ません。ストレスや、食生活の乱れ、睡眠不足、薬の飲み過ぎ、忙しすぎるスケジュール、休みをとらない、心配しすぎる、などが続くと病気になるんです。生活を続けるから習慣ですよね。
習慣がいいか悪いかです。たくさん病院の検査を受けても病気は防げないんです。
そうです、たったひとつだけです、病気を防ぐ方法は生活習慣を知って、実践することだけです。肩こりもそのままにしないで、すべて病院,薬ではなくてちょっと考えてみませんか?