ここ何年も風邪を引いたいことがない、風邪を引いても熱がでない、はたまた今まで一度も病気をしたことがないという人がときどきいます。
病気になったことがないということは、ものすごく健康なんだと思いますよね。
でももし、病気をしないということは必ずしもイコールではないと知ったらどうしますか。
「病気をしない」=「健康体」とは限らない
今まで一度も病気をしたことのない人には2つの可能性が考えられます。
一つ目は、ものすごく健康体である可能性。
すべての機能が正常に機能してエネルギ−に満ちあふれ、免疫システムが100%の状態なら確かに病気にはならないでしょう。
でも、このような人はごくわずかしかいません。
二つ目は、非常に身体が弱い可能性。
病気をしたことがないという人のほとんどはこちらのタイプになります。
今まで小さな病気の経験をしないまま、ある日大きな病気になってしまうのです。自覚症状は全くなく、体重が落ちてきたので念のために検査を受けてみたらガンだった、という人も少なくありません。
いわば、免疫システムが眠っている状態で、ほとんど機能していないのです。そんなことはあり得ないとにわかには信じられない人もいるでしょう。
もし、免疫システムが眠っている状態ならインフルエンザにかかったら死んでしまうのか、とさえ思うかもしれませんね。
カラダの守りシステム
身体を守っているのは免疫システムだけではありません。
人間の身体はそんなにひ弱ではないのです。
仮に免疫システムが眠っていたら、身体は別の方法で病原体と戦おうとします。
最後の最後まで生き延びるために戦って守ろうとするのです。
具体的には、血液や細胞のpHを下げて酸性度をUPさせます。
細菌やウイルスは、酸性に傾いた環境にすることで人体を攻撃することが出来なくなるのです。
体内の化学的な組成(pH)を変えて、細菌やウイルスが生存できないような環境を自ら作り出し、自分の身体を守ろうとします。
しかし、この方法は風邪のウイルス程度ならというところまで。風邪のウイルスよりもさらに、我々人間の生活環境はもっと危険なウイルスがたくさん存在しています。
それらがもし攻撃してきたとしたら、免疫システムが眠っている状態では歯が立たちません。
風邪を引いても熱が出ないとは
一時的な酸性は大丈夫なのですが、体内環境がずっと酸性に傾いていれば人間の細胞は長くは生きられません。
老化、劣化がどんどん進んで結局は大きな病気につながって寿命が縮まってしまうでしょう。
なので、風邪を引かないということは健康のバロメーターにはならないということです。
免疫システムが眠っているとしたら、風邪を引いても熱が出ないでしょう。
熱が出ないということは免疫力が弱くて不健康な状態といえます。
免疫システムがひ弱な状態ではウイルスが体中に入り込んでも活性化できないため、熱が出ないのです。
これは非常に危険なことなのです。
免疫システムが働かなければ、先ほどの体内の化学的な組成(pH)を変化させて身体を守ってくれてるから安心というわけではありません。
じつは、これは健康リスクが大きいのです。
一番影響が考えられる健康リスクは認知症などの神経の障害です。
熱が出ないことでこれから起こりうる健康リスク
認知症の患者さんは、そうなるまでの何十年もの間、高熱を出したことがない人が多くいます。
免疫機能が長年眠った状態が続いて、体内の化学組成(pH)を変えることで病気と闘ってきた可能性が高いと考えられます。
もちろん神経系の病気以外にも、ガンや深刻な慢性疾患など様々な病気が引き起こされるリスクがあります。
熱が出ない人より、ちゃんと免疫システムが機能して熱が出る方が健康といえるのです。
では、生まれたときは健康だったはずなのに何が原因で健康を失うのでしょうか。
それは、日本人の場合まず考えられるのは薬の飲み過ぎです。
抗生物質などの薬は、本来の免疫システムの代わりに細菌と戦ってくれます。
代わりにということは、薬を頻繁に摂りすぎると免疫システムが休みに入ってしまうのです。
免疫システムが休んでしまうと様々な弊害が起こります。
その一つは、ガンにかかる可能性が増加することにもつながります。
また、薬の飲み過ぎは体内毒素を蓄積させていまい、これも健康を阻害する理由となります。
人のカラダは本来どんな薬も欲してはいない
薬が体内に入ってくるととにかく薬を排除しようと働き始めます。
ところが、体外に排出すべき毒素は薬だけではありません。
食物の消化など体内で普通に行われている様々な化学反応からも毒素は生まれています。
本来であればそちらも排出しなくてはならないのですが、薬を飲んでいると排出すべき毒素は薬の方が多いため、排出すべき優先順位は薬になります。
なので、薬を飲めば飲むほど薬を排除することにばかりエネルギ−が使われて、体内で自然に生まれる毒素の排出にまで手が回らなくなってしまうのです。
これでは、どんどん毒素が溜まります。
やがて細胞に悪影響を及ぼして、健康上の深刻な問題に発展してしまうのです。
でも、どうすれば薬をやめられるのかは現代医学の領域でないため教えてくれないと思いませんか。
現代医学の申し子といわれるアメリカでさえ、ついに薬医療に偏りすぎていたことを反省して自然医学を優先し出していることをご存知でしょうか。
その結果、着実にがん患者など生活習慣病が減ってきている事実があります。
まとめ
日本では、いまだに薬医療に偏りすぎていますよね。
じつは、世界の薬の5分の1を日本人だけで飲んでいるのです。
このままでいいのでしょうか。
何か不調にかかったらすぐに薬で抑えるのではなく、根本的に身体を正常に戻すことを考えることが大切です。
薬を飲まなくてもよくなるように、自然医学を取り入れているサロンもありますのでご相談してみてはいかがでしょうか。