職場の人間関係の悩みや友人とのトラブル、ご近所の噂話や夫婦関係の悩みなど、日常生活を送っていると実にさまざまな出来事に直面するので、聞いてもらいたい話は尽きることがありません。
そんな時、今すぐ誰かに話を聞いてもらいたいと思うことってありますよね。
家族や友人あるいは職場の上司や先輩に聞いてもらいたい一心で話しをしたのに、聞いてもらえなかったことはありませんか?
親身になって話を聞いてもらえると思ったのに聞いてもらえないと誰でも気分が落ち込んでしまうものです。
話を聞いてもらえないのには相手に原因がある場合もありますが、話をする側に原因がある場合も考えられます。話を聞いてもらえないのは何故なのか原因を知るとともに、適切な改善方法も含めて日頃から意識するように心がけておきましょう。
1.話を聞いてもらえない原因
相手との人間関係や話の内容、話し方などにあると言えます。いつも誰かの噂話や陰口ばかりでネガティブな発言が目立つ人は話を聞いてもらえません。そういった話は聞いてもらっている人はスッキリしますが、聞いている側はとても嫌な気分になるものです。
また、相手が知っている話や主観だけ述べているような場合は軽く聞き流されてしまうこともあります。
ただ思いつくままに何となく話をしている場合も注意が必要です。話があちこちに飛んでしまって最終的に何を言いたいのか分からなくなってしまうと、聞いている側はかなりストレスを感じるものです。
また、感情的に話をするタイプの人も気を付けなくてはなりません。他人の愚痴を言っているはずなのに、まるで目の前の相手が愚痴の相手かのように怒りを露わにした表情で話をしていませんか?
その場合、話を聞いている人は自分が怒られているような気持ちになって戸惑ってしまいますし、もう話を聞きたくないと思ってしまいます。
聞き取りにくい話し方も同様です。早口やゆっくり過ぎる話し方、はっきりしない喋り方や小さい声は聞き取りにくくて話を聞く気になれません。聞いているとストレスに感じることもありますので注意が必要です。
このように、話を聞いてもらえないのはそれなりの原因があるということを意識しておきましょう。その上で自身に思い当たることがないかを考え、改善できるところは積極的に改善することをおすすめします。
2.話を聞いてもらえるようになるには
人に話を聞いてもらいたい場合は、大きな声ではっきりとしゃべるといった基本的なことはもちろん、共感してもらえるように具体的な話をすることを心がけましょう。何を伝えたいのかある程度整理しておくことも大切です。
ただ何となく思いつくままに話をするというのではなく、相手が聞きやすいように話をするということを意識しましょう。
もちろん神経質になりすぎる必要はありません。話を聞いてもらいたいのに聞いてもらえなくて落ち込んでしまうこともありますが、一朝一夕で直るものではありませんし、相手に問題がある場合も十分に考えられます。まずは自身の問題点を自覚して、深刻になりすぎない程度に対策を講じましょう。
3.どうしても誰かに聞いてほしい時
話を聞いてもらいたいのに聞いてもらえないと気分が落ち込んでいきますよね。自身の問題点を改善するように努めることも大切ですが、それによってストレスが溜まってしまっては精神的にもよくありません。
そんな時は心療内科やカウンセリングを利用してみましょう。特に話し方に気を付けたり内容の整理をする必要はありませんし、ありのままの自分を素直に出すことができますので、場合によっては身近な人に話をするより良い場合もあります。心療内科やカウンセリングは個人の様々な悩みにあたたかく寄り添ってくれますし、適切なアドバイスをしてもらえますので悩み事がある場合は解決にも繋がります。
他にも、電話相談といったサービスもおすすめです。無料のものや有料のもの、365日24時間受け付けているところもあります。自宅に居ながら気軽に利用できますので、外出したくない場合や受診することに抵抗のある方などにおすすめです。
いずれにしても、自身に合った方法で話しを聞いてもらって問題を解決するとともに、ストレスを溜め込まないように心がけましょう。
4.まとめ
話を聞いてもらえると気分がすっきりしますし前向きな気持ちになれますが、聞いてもらえない場合はストレスが溜まりますよね。話を聞いてもらえるように日頃から努めることは、円滑な人間関係を構築していくうえでも大切なことです。仕事でも活かすことができますので、話を聞いてもらえない原因が思い当たる方は少しずつ改善していくように心がけましょう。
もちろん身近に聞いてくれる人が居なくても落ち込む必要はありません。心療内科や電話相談といったサービスを上手く利用して少しでもストレスの軽減に役立てましょう。