あなたはストレスを受けやすい人ですか!?
ストレスを感じやすい人の特徴とは?
人間関係にストレスはつきものです。しかし、同じ事柄でもストレスをためやすい人とそうでない人がいるのも事実です。
では、どのような人がストレスを感じやすいのでしょうか?
いわゆる「せっかち」タイプの人が当てはまります。せっかちな人は、時間に対しての切迫感があり、何でも素早くこなせた方が良いと考えます。
どちらかと言えば短気な性格で、ちょっとしたことでイライラする傾向があります。また、貪欲で競争心も高く、仕事を処理するスピードが速いのが特徴です。一方で、他人に対して厳しく、リラックスして人と付き合うことができない一面もあります。
漠然とした不安感や焦燥感も持ち合わせています。真面目で優秀なビジネスパーソンに多いタイプで、ストレスを抱え込んで心の病になるケースも少なくありません。
また、「いい人」タイプもこれに当てはまります。
いい人は、感情を抑え、愛想よく振る舞い、不平を言いません。受動的かつ自己犠牲的であり、感情を吐き出すのが下手で、特に人付き合いでストレスをためこみやすいです。本音を表に出さないため、自覚症状がないまま心の奥で、怒りや不安感、絶望感を抱えやすくなります。我慢強く、とても「いい人」なのですが、心のバランスが突然大きく崩れる危険性があるため注意が必要です。
ストレスを感じにくい人の特徴とは?
いわゆる「マイペース」タイプが当てはまります。心からくつろいだ状態で生活しており、過剰な競争心を抱かないのが特徴で、気が長い人が多く、比較的いつも穏やかです。周りの人と楽しく付き合い、自分の感情も適切に表現できているので、ストレスをあまり感じません。マイペースのため、できるビジネスパーソンには見えにくいですが、オン/オフの切り替えがうまくできており、集中的に仕事に取り組めるので、優れた実績を残せる人がかなり多く存在します。
ストレスをためないために気を付けること
ストレスをためこみやすい人は、全ての物事において、細かい部分まで気にしてしまうという傾向が見られます。気になる点を他人に指摘したり、自分で対処しようとしたりすることで、モヤモヤを晴らそうとします。また、とにかく何でも一人でやり通そうとして、忍耐と我慢を繰り返します。
そして、努力したらそれなりの結果を当然のごとく求め、期待通りの結果が得られなければ、落胆したり不満を抱いたりと心が穏やかではありません。さらに、悲観的に物事を捉える習慣が身についています。
ストレスをためない人は、気になる点があったとしても、全体に影響がなさそうな場合細部は上手に流します。行動を起こすのは、何らかの大きな影響がありそうな場合のみです。
また、ある程度の時間と自分の能力をもってしても、どうにもならないときには、協力者にサポートを求めてスムーズに乗り切ることができます。そして、努力したからといってすぐに結果が表れるものでもないと考え、すぐに見返りを求めようとはしません。
さらには、同じ状況や環境下であっても、何らかの希望や期待を抱くことができ、物事を楽観的に考える傾向にあります。これらの違いだけでも、心身にかかる負担が大きく変わってきます。
ストレス解消のポイント
理性を取り払い、感情を吐き出すように心がけましょう。また、太陽の光を浴び、歩くなどのリズム運動を行うことで、幸せホルモンとも言われているセロトニンが増えます。これらは、本能的な行為で、ストレス解消の効果は高まります。
続いて、トイレの中や雑踏の中など自分がくつろげる空間、パーソナルスペースを持つことが大切です。これは、緊張状態を解いて平常に戻ることができます。また、ルーティン行動で、自分のペースを取り戻し常にマイペースを心がけましょう。
加えて、言語化(書く、話す)して客観視することも大事です。精神状態やストレッサ―を書いて客観視することで、認知や習慣を変える効果がありますので、実践してみてください。
ストレス解消で、最も大切なのは引きずらないことです。
ためたストレスはできるだけ早く解消し、その日のうちか、就寝して朝起きたら忘れているように心がけましょう。メンタルの病に突入する重要なサインは不眠です。眠れない日が続いたり、寝ても朝早く目が覚めたりすると危険サインです。最もストレス耐性がある人は、いつどこでも寝られる人と言うぐらい睡眠は大切と言えます。
まとめ
ストレスがたまりがちな人は、偏った考え方が関係していることがあります。ストレスで落ち込み、苦しくなっているときには「何もかも自分のせい」「ダメな点ばかり目に入る」など、よくない考え方のパターンに陥りがちです。「うまくいくわけがない」と否定的に考えたり、「この人は嫌いだから、悪い人だ」などと感情的に判断したりすることもありますので、日頃から柔軟な思考を意識しましょう。
偏った考え方の方は、物事に完璧さを求める傾向にありますが、完璧主義の場合、理想通りに物事が進まないと焦燥感や怒りにさいなまれ、大きなストレスを抱えがちです。
臨機応変に、妥協できるポイントを判断する習慣をつけるように心がけましょう。